カスハラ対応方針の書き方とひな形
公開: 2026年7月21日
カスハラ対策で最初に整えるべきなのが事業主方針です。
現場の判断を個人に背負わせず、「会社としてどう向き合うか」を一文で示します。
1. 方針に入れておきたい要素
- 方針宣言 — カスハラに組織として毅然と対応し、従業員の就業環境を守る旨
- 定義の考え方 — 正当なクレームと、手段・態様が相当でない言動の区別(詳細は義務化の解説)
- 対応の基本姿勢 — 初期対応・エスカレーション・記録の方針(手順の詳細はマニュアルへ)
- 相談窓口 — 誰に・どの手段で相談できるか
- プライバシー保護 — 相談内容の取扱い
- 不利益取扱いの禁止 — 相談や事実確認への協力を理由に不利益を与えない旨
- 周知 — 従業員への伝え方(掲示・朝礼・社内ツール)
2. 短いひな形例(要カスタマイズ)
以下は構成の参考用です。業種・店舗形態・相談窓口の実名に必ず書き換えてください。
当社は、お客様等からの不当な言動により従業員の就業環境が害されることがないよう、カスタマーハラスメントに組織として毅然と対応します。
正当なご意見・ご要望には誠実に対応します。
一方で、暴言、過度な要求、長時間の拘束、威嚇など、社会通念上相当でない言動に対しては、対応の中止やお断りを行うことがあります。
従業員は、カスハラに該当し得る事案について社内の相談窓口(例: 店長/総務担当 ○○)へ相談できます。
相談内容は業務上必要な範囲で取扱い、プライバシーの保護に努めます。
相談したことや事実確認への協力を理由に、不利益な取扱いは行いません。
具体的な初期対応・エスカレーション・記録の手順は、別途定める対応マニュアルに従います。
※上記は一般的な情報に基づくひな形例です。業種・実態に合わせて書き換えてください。
3. 作り方の実務Tips
- ゼロから書かず、たたき台を自社名・窓口名に直す方が早い
- 方針は短く、手順はマニュアルに分ける(1文書に全部詰め込まない)
- 版と周知日を残す(後から「いつ整備したか」が証跡になる)
- 顧客向けの短い掲示は方針とは別文書(掲示文例)
カスガード(kasuguard)の無料ジェネレーターでは、業種を選んで基本方針のひな形を生成できます(ログイン不要)
登録後の本生成では、上記の必須要素(方針宣言・定義・対応手順・相談先・不利益取扱い禁止)が揃っているかをシステムが自動チェックしてから保存します。
4. 注意
本記事・ひな形例は公表資料に基づく一般的な情報整理であり、法的助言ではありません。
自社文書の最終判断は専門家にご確認ください。
まずは無料で基本方針を作ってみる(ログイン不要)
カスガード(kasuguard)の無料ジェネレーターは、業種と会社名を入れるだけでカスハラ対応の基本方針のひな形を生成します。登録すると対応マニュアル・掲示文・社内周知文の生成と、相談・事案記録台帳(無料は月3件)まで使えます。
まずは全体像を知りたい方へ:施行日までの準備チェックリスト10項目(無料PDF)→